四月、すべての始まり。
葉桜さえ芽吹けど、雨はしとしと、しとぴっちゃんと降り止まず、心身に孤独のカビが繁殖しそうな寒さです。
一昨年施行された「孤独・孤立対策推進法」。国がわざわざ「孤独は有害」と定義した事実に、自由を謳歌する身としては背筋に冷たいものが走ります。
統計を見れば、独居世帯はうなぎのぼり。タワマンの灯りの数だけ、虚無を抱えてスマホを凝視する魂があると思うと、目眩がいたします。
自由でリラックスできる社会の裏側で、地域との繋がりは希薄。
挨拶のない日常という「無菌状態」は、高齢化とともに、ずしりと重く身に応えてくるはずです。
当然、行政も対策に奔走していますが、私たち行政書士ができること。それは、皆様が「おひとりさま」としての矜持を保ちつつ、安心してこの世を去るための「契約」という名の護符(お守り)を授けることです。
見守り契約:孤独という闇に、定期的な安否確認という「生存証明」の光を。
任意後見:「あれ、何だっけ?」と、綾小路きみまろさんのネタになる前に、備えあれば憂いなし。未来の自分への、最高に優しいギフトです。
死後事務委任:葬儀や遺品整理……魂の「出口戦略」を法的にガード。
人は一人で生まれ、一人で死んでいく。それは逃れられない摂理であり、あまりにも重すぎる永遠のテーマです。死に直面したときにその答えが出るのかは分かりませんが、せめて法的な「結界」だけは盤石に。孤独が「孤高」という名の高潔なものに変わるよう、全力で見守らせていただきます。
